ブックタイトルディスクロジャー2015

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ディスクロジャー2015

資料編DATA銀行全体の与信ポートフォリオについては、リスク管理部門が、業種集中度合や大口集中度合等のモニタリングを定期的に行い、集中リスクを排除したポートフォリオ構築を図っています。リスク管理部門は、モニタリング結果を定期的に経営に報告しています。当行では、行内格付制度を導入しています。行内格付制度は、個別債務者に信用度に応じた信用格付を付与して分類するもので、当行では、案件審査や与信管理、与信ポートフォリオのモニタリングを行う上で、行内格付を利用しています。また、当行では信用リスクの計量化を行い、信用リスク管理に活用しています。2自己査定と償却・引当当行では、金融検査マニュアル等に即した自己査定基準及び償却・引当基準を定めており、自己査定を定期的に行い、適切な償却・引当を行っています。貸倒引当金は、償却・引当基準に基づいて計上しており、債務者区分が「正常先」「要注意先」に該当する債権については、一定の種類毎に分類し、過去の貸倒実績から計算した将来の予想損失額を一般貸倒引当金に計上しています。「破綻懸念先」「破綻先」「実質破綻先」に該当する債権については、担保・保証等により回収が見込まれる部分以外の額について、直接償却または個別貸倒引当金の計上を行っています。(2)標準的手法が適用されるポートフォリオに関する事項当行では、保有資産のリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付は、日本格付研究所(JCR)、格付投資情報センター(R&I)、スタンダード&プアーズ(S&P)及びムーディーズの格付を使用しています。なお、エクスポージャー毎の格付機関の使い分けは行っておりません。5.信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要信用リスク削減手法とは、担保、保証、貸出金と預金の相殺、クレジット・デリバティブ等により、保有債権のリスクを削減する手法をいいます。当行では、貸出等の与信行為を行うにあたり、返済可能性に関する十分な検証を行っていますが、その上で、信用リスクを軽減するために、担保や保証等をいただくことがあります。当行が適用している担保や保証の種類としては、担保では預金、有価証券、不動産等があり、不動産担保が大半を占めています。保証では、信用保証協会、政府関係機関、地方公共団体及び債務者の親会社による保証が主となっています。担保・保証の評価や管理等の手続については、当行が定める担保・保証人手続、債権管理等の行内規定に基づいて、適切な取扱いを行っております。特に不動産担保については、厳正な担保評価を行うべく、詳細な規定を定めています。また、貸出金と預金の相殺を行う取引としては、手形貸付、割引手形、証書貸付、当座貸越、債務保証、外国為替、デリバティブ取引を対象としており、債権管理等の行内規定に基づいて、手続きを行います。なお、自己資本比率算出にあたっては、金融庁告示の要件を満たす適格担保、適格保証及び貸出金と自行預金の相殺を、信用リスク削減手法として適用し、リスク・アセットを削減しています。適格担保の内容としては自行預金、国債、上場株式等、適格保証の内容としては住宅金融支援機構(前住宅金融公庫)や政府関係機関、地方公共団体の保証などが主なものです。6.派生商品取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要当行における派生商品取引としては、スワップ関連取引、外国為替先物予約取引、債券先物取引、株価指数先物取引等があります。派生商品取引の信用リスクについては、カレント・エクスポージャー方式(注)により算出した信用リスク量を把握し、管理しています。なお、当行では、派生商品取引に係る担保による保全や引当の算定は行っておりません。(注)カレント・エクスポージャー方式とは、デリバティブ取引の信用リスク計測手段の1つで、取引を時価評価することによって再構築コストを算出し、これに契約期間中に生じるであろう同コストの増加見込み額(ポテンシャル・エクスポージャー)を付加して算出する方法です。7.証券化エクスポージャーに関する事項(1)証券化エクスポージャーに関するリスク管理の方針及びリスク特性の概要当行は投資家として、当行以外のオリジネーターによる証券化商品を購入しております。当該証券化取引に関連し、信用リスク、金利リスク及びストラクチャードリスクを有しておりますが、これは貸出金や有価証券等の取引により発生するものと基本的に変わるものではありません。当行が保有する証券化エクスポージャーに関しましては、裏付資産の状況(デフォルト率、期限前償還比率等)、金利動向、証券化市場の動向、適格格付機関による格付情報等について、証券国際部がモニタリングを行い、運用担当役員及びリスク管理担当役員に対する報告を行っております。(2)証券化エクスポージャーの信用リスク・アセット額算出に使用する方式当行では、「標準的手法」により証券化エクスポージャーの信用リスク・アセット額を算出しております。79